犬の疥癬とは?|激しいかゆみを引き起こす皮膚病に注意

犬の疥癬とは?|激しいかゆみを引き起こす皮膚病に注意
犬が頻繁に体を痒そうにしていることはありませんか?
もしかすると疥癬(かいせん)と呼ばれるダニによる皮膚病かもしれません。
「疥癬ってどんな病気?」
「どうやったら予防できるの?」
「人にうつることはある?」
このような疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
今回は、犬の疥癬について、治療法や予防方法も含めてわかりやすく解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、愛犬の皮膚を守るのに役立ててください。
疥癬とはどんな病気?
犬の疥癬は、ヒゼンダニというダニが皮膚の角質層に寄生することで起こる皮膚病です。
ヒゼンダニは肉眼では見えず、皮膚の奥に潜って卵を産んで繁殖します。
疥癬で見られるのは、以下のような症状です。
- 激しいかゆみ
- 皮膚の赤み
- 湿疹
- カサブタ
特に
- 耳
- わき
- お腹
- 肘
など、被毛が薄く皮膚がやわらかい部分に症状が出やすい傾向があります。
放置しているとかゆみがどんどん強くなり、かゆみで食欲や元気がなくなることがあるため注意が必要です。

感染経路と注意点
疥癬は、感染している犬との接触やヒゼンダニが付着したタオル・寝具などが主な感染経路です。
多頭飼育の環境や、多くの犬が集まるドッグランやトリミングサロンなどで感染することもあります。
特に子犬や老犬などの免疫力が下がっている犬では感染しやすいため、注意が必要です。
また、疥癬は人間にもうつることがあります。
犬の疥癬を引き起こすヒゼンダニは人間の皮膚では長く生きられないため、症状は一過性のことが多いですが、感染した犬を触った手はよく洗って消毒をすることが大切です。
疥癬の治療の流れ
疥癬の治療ではヒゼンダニを駆除する駆虫薬の投与が主な治療方法です。
そのほかにも、かゆみや皮膚炎を抑える薬を使用することもあります。
同居している犬がいる場合には、感染防止のために同居している犬の一斉治療を行うこともあります。
疥癬は確実に駆除しないと再発することが多いため、決められた期間しっかり治療を続けることが大切です。

自宅でのケアと予防のポイント
疥癬を完全に予防することはできませんが、疥癬の感染や拡大を防ぐためにできることがいくつかあります。
- 寝具やタオルなどのこまめな洗濯・消毒
- 定期的なスキンチェック
- 免疫力が落ちないための健康管理
また、犬が多く集まる施設などに行った場合には、その後の様子をよく観察し、違和感がある場合にはすぐ動物病院を受診することも大切です。
疥癬の完治後も、しばらくは皮膚の様子を観察し、再発の兆候があれば早めに相談しましょう。
まとめ
犬の疥癬は、目に見えないダニによる皮膚病で、強いかゆみと皮膚の炎症を引き起こします。
かゆみが長引くと犬の食欲が落ちることもあるため、早期発見としっかりとした治療がとても大切です。
ライト動物病院では、皮膚科に力を入れており、疥癬などの感染性皮膚病にも対応しています。
「いつもと違うかゆがり方をしている」「皮膚が赤くなっている」など、気になる症状があれば、ぜひ早めにご相談ください。